新お茶の水薬局ブログ Shinochanomizu Pharmacy

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新型コロナウイルスの感染対策には消毒用アルコールや次亜塩素酸ナトリウムが有効!正しい使用方法とは?

 新型コロナウイルスの感染拡大が叫ばれる今、感染予防のために消毒薬による手指や家具などの消毒が勧められています。今回は、薬剤師として、消毒薬の適正使用のためにお伝えしておきたいことを書きたいと思います!

 

1.消毒用アルコール

 感染予防の観点から、消毒用アルコールでの手指消毒を行う機会が増えていると思います。しかし、適切に行わないと十分な消毒効果を得ることはできません

①効果的な手指消毒の方法

 みなさん、手指消毒を行うとき、どんなことに気を付けていますか?せっかく消毒用アルコールを使用しても、指先~手首の隅々までよくすり込まないと、十分な効果を得ることはできません。当薬局でも店頭に正しいやり方とともに消毒薬を置いて、来局される方に利用して頂いていますが、手のひらに適量をとり、そのまま両手をすり合わせておしまい、という方も多くみられます。特に、指先、爪、指の間、親指(付け根まで)の消毒は忘れがちなので、みなさん注意しましょう!

 

②消毒効果が期待できるアルコールの濃度

 アルコール含有消毒液の品薄が続く今、様々なエタノール濃度の商品が流通しています。新型コロナウイルス対策としては、エタノール濃度が原則60~95%の範囲に入っているのが望ましいとされていますエタノールの濃度は、高すぎても低すぎても十分な効果が期待できません。必ず、エタノール濃度を確認してから使うようにしましょう!

 

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2.次亜塩素酸ナトリウム

 消毒薬と言えばアルコールを含むものがよく知られていますが、最近では、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウムの使用も推奨されています。厚生労働省のホームページでも、『0.05%の次亜塩素酸ナトリウム(薄めた漂白剤)で拭いた後、水拭きするか、アルコールで拭きましょう。』と、書かれています。ここで、次亜塩素酸ナトリウムで拭いた後に水拭きもしくはアルコールで拭くとありますが、その時間(間隔)には注意が必要です。

 次亜塩素酸ナトリウム主につけ置きで消毒に用いられることが多く、その消毒効果には即効性が期待できません。そのため、水拭き・アルコール拭きをする場合には、ある程度時間をおいてから(少なくとも1分以上)拭くようにしましょう。

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