Q:老人性白内障の目薬(カタリンK・カリーユニ・タチオン)は何が違うの?
老人性白内障の進行を抑制するといわれている点眼薬は3種類あります。それぞれ特徴があるので、これをまとめました。
カタリンK点眼用0.005%
- 主成分:ピレノキシン
- 防腐剤:入っていない
- 効能効果:初期老人性白内障
- 特徴:顆粒を溶解液に溶かして使う。1本15ml。溶解後はできるだけ冷所保存で4週間以内に使用。昔は処方せんなしで薬局やドラッグストアで買えましたが今は厳しいようです。
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カリーユニ点眼液0.005%
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主成分:ピレノキシン
- 防腐剤:ベンザルコニウム塩化物
- 効能効果:初期老人性白内障
- 特徴:黄色い粉が沈んでいるので毎回使う前によく振り交ぜる。1本5ml。カタリンKのジェネリックだが、冷所保存や用時溶解が不要の為、現在ではカリーユニのほうがよくつかわれている。
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タチオン点眼用2%
- 主成分:グルタチオン
- 防腐剤:ベンザルコニウム塩化物
- 効能効果:初期老人性白内障・角膜潰瘍・角膜上皮剥離・角膜炎
- 特徴:錠剤を溶解液に溶かして使う。1本5ml。溶解後はできるだけ冷所保存で4週間以内に使用。白内障の進行抑制以外に、角膜の上皮再生の促進や角膜を保護する働きもある
・・・タチオン点眼は現在、販売休止になっています