小さなお子さんに目薬を点すとなると、目に異物が入るのを嫌がったり、沁みたり痛がったりして、大変なことも多いですよね💦微力ながら、そんなみなさんの助けになればと思い、今回は小さなお子さんへの点眼方法について説明したいと思います。
小さなお子さんへの点眼方法(基本編)
①保護者の方は、まず手を石鹸でよく洗ってください。
②お子さんの頭を膝に乗せます(横向きでも縦向きでも構いません。できるだけ、お互いリラックスできる姿勢にしましょう)。
③お子さんの下まぶたを引いて、点眼します。
この時、まつげなどに点眼ボトルの先が触れないように注意しましょう。皮膚の荒れを防ぐため、目の周りに目薬があふれた場合は、優しくふき取ってください。
点眼液が冷たいとびっくりして泣き出してしまうことがあるので、冷蔵庫で保管していた場合などは、手で少し温めてから点眼すると良いでしょう。
☆お子さんが嫌がる場合の対応☆
・お子さんが嫌がって動いてしまう場合
→うまく点眼できない上、点眼ボトルで目を傷つけてしまう恐れがあるので、お子さんを固定して点眼しましょう。
例)お子さんの頭を両足で挟み、足でお子さんの腕をやさしく固定して点眼する。
・お子さんが嫌がって泣いてしまう場合
→無理に点眼しても、涙と一緒に目薬が流れ出てしまう恐れがあります。泣き止むのを待ってから点眼してください。
・点眼時に目をつぶってしまう場合
→お子さんの目の周りをきれいに拭いてから、目頭付近に点眼します(なるべく触れないように要注意)。その後、まばたきをすることで自然と目薬が目の中に入っていきます。
上記のいずれの場合でも、可能な場合は、お子さんが寝ている間に点眼するのもお勧めの方法です。
嫌がるお子さんへの点眼は本当に大変だと思いますが、少しでも参考にしていただければと思います!何か困ったことがあれば、ぜひ薬剤師にも相談してくださいね♪