11月も下旬になり、いよいよ新お茶の水薬局の移転リニューアルオープンの日にちが近づいてきました💦
スタッフ一同、力を合わせて準備をしております!
さて、今回は、患者さんからご質問いただくことも多い、正しい点眼方法についてお話したいと思います。
正しい点眼方法を身につけることで、目薬をより効果的に使用できるだけでなく、副作用の回避・軽減にもつながります。今一度、再確認してみましょう(^_^)♪
基本の点眼方法
1.点眼する前に、まずは手をせっけんでよく洗い、清潔にしてください。
2.人差し指で下まぶたを軽く引き、顔を上に向けて目薬の容器を押して、目の中に確実に1滴を点眼します。
(ただし、まれに1回1~2滴点眼する必要がある場合もあります。)
点眼時は、容器の先がまつ毛などに触れないように注意しましょう。目薬の中に雑菌が入り、繁殖する恐れがあります。うまく点眼できない場合は、寝た状態で点眼しても問題ありません。
3.目の周りにあふれた点眼液は、清潔なガーゼやティッシュなどですぐに拭き取りましょう。
眼の周りにあふれた点眼液をそのままにしておくと、目の周りの皮膚がかぶれてしまうことがあります。
4.点眼後は1~5分ほど、まぶたを閉じて目頭を軽く押さえます。
目薬を点眼した後、薬液は目頭にある涙点(涙の出口)から排出されていきます。(涙点は、鏡で見たときに、目頭の上下のまぶたにあいている小さな穴です。)
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せっかく点した目薬が涙点から排出されてしまうと、目の表面にとどまる薬液の量が減ってしまい、効果が減弱する恐れがあります。また、涙点から排出された薬液が、鼻やのどまで落ちてくると、そこから全身に薬の成分が取り込まれて、全身性の副作用が出る恐れがあります。
目頭を軽く押さえ、涙点をふさぐことで、涙点からの薬液の排出を防ぎ、より効果的に、かつ副作用のリスクを減弱させることが出来ます。
また、時々、目薬を効かせたいと思って、点眼後に一生懸命まばたきをされている方がいらっしゃいます。しかし、まばたきをするとせっかく点した目薬が、眼球表面から洗い流されてしまい、効果が減弱する恐れがあります。点眼直後は、静かに目を閉じて頂くのがおススメです。
5.2種類以上の目薬を点眼する場合は、間隔を5分以上あけてから点眼します。
目薬の種類によっては、5分以上あける必要がある場合もあるので、医師や薬剤師に確認しておきましょう。
いかがでしたか?
新お茶の水薬局では、患者さん個人に合わせた点眼指導や点眼補助器具のご紹介などもしています。点眼方法についてお困りの方は、お気軽に、新お茶の水薬局までご来局ください♪