新お茶の水薬局ブログ Shinochanomizu Pharmacy

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酸化ストレスから目を守ろう!~酸化ストレスと緑内障~

皆さん、こんにちは。

 

 新お茶の水薬局では、現在、期間ごとにテーマを決めて、皆さまの眼の健康を応援する企画を実施しております(`・ω・´)✨

 

2月~3月のテーマは、ずばり、『酸化ストレスから眼を守ろう!』👀✨です!

 

 今回は、このテーマに関連して、緑内障の話題をお届けしたいと思います。

 

 

そもそも『酸化ストレス』とは?

 私たちの生体内には、活性酸素という『酸化力』を持つ物質が存在し、免疫機能や様々な生理機能を有することが分かっています。しかし、活性酸素は、正常な細胞を傷つけてしまうこともあるため、私たちの体の中にはもともと『抗酸化力』を持つ物質が存在し、私たちの身体を酸化による不利益から守ってくれています。

 私たちの体内に活性酸素が過剰に発生すると、この生体内の『酸化力』『抗酸化力』のバランスが崩れてしまい、『酸化力』『抗酸化力』を上回った状態となります。これを『酸化ストレス』といい、細胞膜の酸化などによって、がんや動脈硬化生活習慣病、老化などの原因になると考えられています。

 

緑内障とは?

 緑内障は、ものを見ることを司る『視神経』が傷つき、『視野』=見える範囲が欠けていってしまう疾患で、なんと日本人の失明原因の第一位ともいわれています。

 視野が欠けてしまうと、ものを見る力が低下し、生活の質の低下にも直結してしまうため、なんとか予防もしくは進行を食い止めたいところです。

 

『酸化ストレス』と緑内障

 がんや生活習慣病などの様々な疾患の原因となると考えられている『酸化ストレス』

 実は今、この『酸化ストレス』が、緑内障の発症や進行にも関与している可能性があることが分かってきているのです。

 例えば、ある開放隅角緑内障の患者を対象とした研究では、“血清中のBAP(Biological Antioxidant Potential、抗酸化力を示す検査値)が低いことと、視野欠損の進行の間には、関連性があることが示唆される”1)ということが報告されています。

 

『酸化ストレス』、恐るべし😖!!

『酸化ストレス』に負けないために、何ができるのか?

 酸化ストレスに負けないためには、

『なるべく酸化ストレスを発生させない』

『体内の酸化ストレスを減らす』

 ことが大事です。

 

具体的には…

  • 適度な運動、バランスの取れた食生活、規則正しい生活を心がける
  • 十分な睡眠をとる
  • ストレスをためない
  • 抗酸化物質を含む食べ物(果物や野菜など)を摂取する
  • 抗酸化物質を含むサプリメントを摂取する

などが考えられます。

※抗酸化作用のある栄養素:ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、リコピンアスタキサンチンカテキンなど。

 

 なお、当薬局でも抗酸化物質を含むサプリメントを取り扱っておりますので、ご興味のある方は、お気軽にスタッフまでお声がけください(*^-^*)♪

 

✨『酸化ストレス』に負けない生活習慣で、眼も身体も健康を維持しましょう!!(`・ω・´)✨

 

引用文献

  1. Tanito, M. et al. Association between systemic oxidative stress and visual field damage in open-angle glaucoma. Sci. Rep. 6, 25792; doi: 10.1038/srep25792 (2016).

 

参考文献

活性酸素と酸化ストレス | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)(外部サイト)