流行性角結膜炎(流角結・EKC)
今回はこの時期に流行りやすい、ウィルス性のはやり目(急性結膜炎)の代表の流行性角結膜炎(流角結・EKC)について解説します
潜伏期間
- 約一週間 発病の2,3日前からすでに感染力あり
原因
- ウィルス
症状
- 白目全体の充血、めやに、なみだ、痛み、腫れ、角膜に小さな点状の混濁
治療
感染力
- 細菌性の結膜炎とは違って非常に感染力があります。
- 手やタオル、ハンカチ、プールなどから、病原菌が直接目に入って感染を起こします。
- 流行性角結膜炎(流角結・EKC)と診断された場合は、学校や職場は休む必要があります。
家庭に「はやり目」の人がでたとき
- 同じタオルはつわかない
- お風呂は一番最後に入ってもらう
- 眼をこすらない
- 目ヤニや涙を拭いたティッシュはビニール袋に捨て手をよく洗う
- ウィルスが目に入らないように注意します。
当薬局での対応
処方箋にEKCと書かれている場合は、優先して調剤投薬します。これは流行性角結膜炎の患者さんを待合室で長時間待たせることで、ほかの患者さんに感染してしまうことを避けるためです。
流行性角結膜炎の患者さんの処方箋に触れるときは最小限にし、投薬した薬剤師はすみやかに手洗いとアルコール消毒をします。そのほか投薬台の机やキーボードもアルコールで拭きます。