皆さん、こんにちは。
７月になり暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか？🌴
今回は、『ミニリンメルトOD錠』の飲み方についてお話ししたいと思います。
ミニリンメルトOD錠とは？
ミニリンメルトOD錠は、デスモプレシン酢酸塩水和物を有効成分とする脳下垂体ホルモン剤で、夜尿症や中枢性尿崩症の治療などに用いられます。
OD錠とは…？
OD錠は、『Orally Disintegrating』錠の略で、口腔内崩壊錠を意味します。錠剤が口腔内で溶けるので、水なしで服用することが出来ます。
お薬を飲まないといけないけれど水がない場合でも服用できるし、飲み込む力が弱い方や、水分摂取が制限されている方でも服用することができるため、服薬コンプライアンスや薬物治療の質の向上につながります。
OD錠は、水なしでも飲めるけれど、水で飲んでも問題ない場合が多いですが、必ず水なしで飲むようにとされている薬剤もあるので、注意が必要です。
ミニリンメルトOD錠の場合は…？
まず答えからお伝えしますと、ミニリンメルトOD錠は『水なしで』服用するお薬です。
先ほどもお話ししたように、ミニリンメルトOD錠は、夜尿症や中枢性尿崩症の治療に用いられるお薬です。これらの疾患においては、水分摂取量の管理の重要性が非常に高いため、その重要性を考慮して、『水なしで服用』とされているそうです。
また、このお薬は口腔内の粘膜からも吸収されて作用するため、水と一緒に飲んでしまうと、効果が弱くなることもあるそうです。
他の薬を飲む必要がある場合も、先に水で他の薬を飲んでから、ミニリンメルトOD錠をやはり『水なしで』服用します。
口の中では舌の下に唾液が溜まりやすく、錠剤が溶けやすいため、舌の下に錠剤を置いて服用するようにとされています。
“OD錠＝水なしでも飲めるお薬”と考えてしまいがちですが、ミニリンメルトOD錠の場合は『水なしで』飲む必要があるお薬なので、飲まれる場合にはご注意ください。
